日中韓子ども童話交流激励に山口県長門に
- 2006年08月21日 (月)
- イベント
日中韓子ども童話交流事業2006が山口県にて行われました。
8月18日、日中韓子ども童話交流事業2006の結団式が行われ、私も主催者の一人として結団式に参列いたしました。この事業は、本当に素晴らしい事業です。小学生高学年が日本全国から50名、中国から25名、韓国から25名が集まり、一週間の間、東京と地方で合宿し、共同して童話絵本を創作するものです。2002年から始まり、今年で四回目ですが、今回は、「海」をテーマに、山口県を拠点に合宿いたしました。いい童話を創るために、関門海峡や「海響館」という水族館、童話作家の金子みすずの記念館、秋芳洞探検と、いろいろとすてきな場所を訪問したり、太鼓演奏や、散策、サファリランドでの動物見学など、様々な体験も、100名の子どもたちが一緒に行いました。そして、そうした体験をもとに、先生の指導で、五班に分かれて、絵本づくりを行いました。おそらく、子どもたちにとって生涯の思い出になったでしょうし、多くの隣国のお友達ができることでしょう。
私は、この事業の実行委員会(森喜朗委員長)の常任委員を仰せつかっており、この日は、事務総長の河村建夫先生、中曽根弘文先生とご一緒に結団式に出席いたした次第です。来賓として、小坂文部科学大臣、韓国の国会の教育委員会委員長であれる権哲賢先生、中国、韓国両大使館から公使にも、ご参加をいただきました。100名の子どもたちが同じTシャツを着ていますから、顔をみただけでは、その子の国籍を当てることは完全に不可能です。いかに、三国の民族が遺伝学的には近い関係にあるか改めて痛感いたしました。
また8月21日、子どもたちの童話づくりの激励と指導者たちのパネルディスカッションに参加するため、山口県長門市にいってきました。こどもたちとは、一緒に夕食も共にいたしましたが、韓国の女の子が持参した海苔をみんなで分け合ったり、本当に3か国のこどもが打ち解けて仲良くしていました。日中韓の子ども達が入り混じって童話創作や合宿生活をしていましすが、みんな本当に素晴らしい絵と物語を創作してました。こどもたちにとって、一生の思い出ができたと思います。次代を担うこどもたちにいい贈り物ができました。これからもぜひ事業の充実に尽力していきたいと思います。明日がこの事業最終日です。
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