深刻な医師不足、近年の地域医療の崩壊等のなかで、地域高度医療の最後の砦である大学病院の機能を強化していくことは急務であり、特に、深刻化していた救急・産科・小児・外科医療については、医療体制を迅速に立て直すことが不可欠との認識のもと、大学病院の機能強化には、力を入れてきました。
平成24年度予算では政権交代前の140億円増、2.43倍の236億円を文部科学省からの助成を拡充しました。また、診療報酬についても、平成22年度の診療報酬改定で、手術料の引き上げや小児急性期救急医療の評価が実施されたこと等により、高度医療を行う大学病院の収入が大幅に増加しました。政権交代前の8%収入が増加し、83%の大学付属病院が黒字に転じました。その結果、医療従事者を増員することで病院勤務医の負担を軽減し、勤務医の立ち去りに歯止めをかけることができました。
参考リンク:平成22年度診療報酬改定概要(PDF)