鈴木寛(すずき ひろし かん)

スポーツ・文化

拠点クラブ充実でスポーツコミュニティ形成

2012.02.18更新

 スポーツコミュニティの形成は、私が重点をおいたスポーツ政策の1つです。これは特別枠として予算措置が認められた、「元気な日本スポーツ立国プロジェクト」として具体化されました。

 内容としては、様々な年代の住民の皆さんの多様なニーズに応えるよう、全国に散在する総合型地域スポーツクラブをリードする、300の拠点クラブを重点的に強化します。そこにトップアスリートや地域のアスリートスタッフを活用し、「小学校体育活動コーディネーター」として学校に派遣すること等により、スポーツコミュニティの形成を促進します。スポーツコミュニティが形成されれば、そこから次の世代のスポーツ選手が輩出されるなど、人材の好循環が期待できます。またスポーツコミュニティは、新しい公共の観点からも重要になってきます。平成23年12月時点で、トップアスリート活用による地域スポーツ支援に30地域が選定され、小学校体育活動コーディネーターの派遣による支援は42地域が選定されています。

 このようなトップアスリートと地域スポーツの垣根をなくす人材の好循環こそが、これからのスポーツに求められていると考えています。

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