「この悔しさをバネに捲土重来を期します!」
参議院議員の鈴木寛でございます。昨日行われた衆議院総選挙は、皆さん、ご覧の通りの惨敗でございました。
まず、東京をはじめ全国各地で民主党及びその候補者を応援して下さった皆様、また、全国の各選挙事務所でボランティアとして選挙をお手伝いいただいたすべての皆様に、心から御礼とお詫びを申しあげます。本当に、申し訳ない気持ちで一杯です。
私自身の思いとしては、正直「悔しい、本当に悔しい」の一言に尽きます。真の志をもって、裸一貫で政治の世界に勇気をもって挑戦し、そして、日本刷新のために必死に頑張ってきた多くの仲間が、無惨にも敗れ去っていきました。この結果に至ったのは、いくつかの点で、我が党の判断に誤りがあったこと、そして、その誤りを、私をはじめ、所属国会議員が正すことができなかったことにつきます。いろいろと申し上げたいことはございますが、今日は「敗軍の將、兵を語らず」ということにします。
様々なご叱正は甘んじて受けさせていただきます。そして、いくつかの重要な点が足らなかったことは率直に認めます。
しかし、私達が、日本の将来のための改革案を真剣に議論し、マニフェストという形で整理し、全員の署名をもって選挙に臨み、その中味を多くの皆さまに訴え続けさせていただいたこと。そして、マニフェストの実効をあらしめるために、マニフェストの実行をあらかじめ誓約する人物だけを任用するポリティカル・アポインティー(政治的任用)の本格的実施など、政治家と官僚との関係を抜本的に改める「政権500日プラン」も掲げて戦ったことまでもが否定されたとは、思っておりません。
こうした我々民主党の姿勢を正当にご評価いただいた2100万人の有権者の皆様には、心から感謝しています。
今後は、こうした方々を、さらに500万人〜800万人増やす努力を一生懸命行っていきたいと思います。
この悔しさをバネに絶対に捲土重来を期すことは、断固、お約束させていただきます。国会は、9月21日にも招集と噂されております。民主党の後継代表を決める時間すら十分にありません。
しばらくの間は、混乱が続くとは存じますが、今度こそ、民主党若手中心で、解党的出直しを目指したいと存じます。
引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いします。このたびは、本当にありがとうございました。
追伸:
七月に東京都議会議員選挙があり、そして、この度の総選挙があり、長らく、メルマガ配信を控えておりました。
以前からお付き合いの方々はご存知のとおり、私は慶應義塾大学助教授時代から公職選挙法とネットとの関係についても研究活動を行ってきたということと、私の選挙区が東京であるため、私のネット利用に関する当局の判断が他地域への大きな影響を及ぼしかねないことから、四年前の参議院選挙でも、当局が特別に我が事務所を注目し、他の事例に照らしなんら問題ないと思われるケースについても当事務所関係者が事情聴取を受けたというような事態も発生しました。公職選挙法にメイル文書に関するルールが明示されておらず、法の運用に極端なバラツキがあり、当事務所への運用が極めて特異である現状にあっては、いつ当局から不意を打たれるか定かではなく、以前より、投票日前三月間のメイル配信は自粛させていただいておりました。
なお、民主党は、インターネット選挙活動について2001年、2004年とすでに法案も提出し、その解禁を求めつづけて参りましたが、今回の選挙期間中に、自民党も公職選挙法の見直しを言及いたしましたので、今後は、一挙にネット利用の自由度が高まるものと思われます。ひょっとすると、今回の選挙の最大の収穫かもしれません。
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