すずかんMAGAZINE NO.2 「大学改革プロジェクトチーム」
2002.06.04

皆様こんにちは! 鈴木 寛です。

前回のマガジン配信後、沢山の皆様から、メールの応援メッセージを
いただきました。ありがとうございました。

私は、文教科学委員会に所属しています。党では、大学改革プロジェクト
チーム事務局長をやっています。(いきなり事務局長にしてもらえるのが
うちの党のいいところですが・・・)

毎週水曜日に、大学問題についての有識者をお招きして議論をしていますが、
先日は東大総長の佐々木毅先生に来ていただきました。現在、明治・戦後
以来の大改革を立案中です。

4月25日には大学問題の集中審議が国会であり、自民党からは有馬先生
(元東大総長)、野党からは、私スズカンや西岡武夫元文相が質疑に立ちました。
来年、国立大学改革法が提案されますが、少なくとも、今決まりつつあることは、
国立大学がそれぞれに独自の法人格を持ち、学長が最終責任者になる、
大学ごとに中長期計画を定め、特色ある大学作りを行う、大学の運営を
第3者機関が評価する、ということになります。

佐々木先生は、東大の場合、教育は全て学部長が主導権をとる、研究は
各研究者の自治に委ねる、ただ、本部が重点領域を決め、その分野に対しては、
人、金、空間の面で手厚く支援、という東大改革を行いたいとのことでした。
今回の大学改革は、各大学の現場から、創意工夫をいかに引き出していくかが
鍵だと考えています。スイスのIMD(国際経営開発研究所)調査などで、
先進国中、最低評価の日本の大学の再生に向けて、
スズカンも頑張っていきたいと思います。

最後に佐々木先生の「教育は、必ず誰かが、その学生に関わってあげなければ、
人は育たない」とのお言葉が印象的でした。