20世紀型の学力にとらわれず、21世紀を生き抜く力を身につける、本当の意味での「学びの場」とはどんなものなのでしょうか。産声を上げすくすく成長し始めたコミュニティ・スクールについて、"生みの親"であるすずかんに聞いてみましょう。
コミュニティ・スクールって何?
コミュニティ・スクールでは
みんなのおとうさんやおかあさんや、
町で働くおとなの人たちが参加して、
どんどん楽しくておもしろい学校が
できあがるんだよ。
コミュニティ・スクールって何ですか?
その地域ごとの必要に応じて、地域の人たちや保護者が学校運営にまで参加できる公立学校のことです。
どうしてコミュニティというのですか?
コミュニティ・スクールの最も大切なポイントは、「地域ぐるみで子どもを育てる学びのコミュニティをつくる」ということです。子どもを学校に通わせている保護者や学校の先生だけでなく、その地域の大人たちがみんなで子どもたちを育てる、そのためにふさわしい場所として公立学校を活用していこうというものです。
いままでの学校とどこが違うのですか?
いままでの学校でも、ゲストティーチャーとして保護者や地域の大人が参加することはありましたが、多くの場合は限られたチャンスの"お手伝い"で終わることが多かったようです。コミュニティ・スクールでは、ただの"お手伝い"ではなく、「この地域の子どもたちにはこんな風に育って欲しい」という思いを持って、もっと積極的にかかわるために、学校運営にまで参加できることが大切なのです。
すずかんが"生みの親"の一人ってどういうこと?
慶応義塾大学助教授時代に金子郁容先生と一緒に1996年頃から構想し始めて、1999年頃から本格的に取り組んできました。「コミュニティ・スクール」という言葉そのものも金子先生との議論の中で生まれました。たしか、ぼくが言ったんじゃないかと記憶しています。98年1月に松岡正剛先生、金子郁容先生たちが中心となって、僕もお手伝いして、ご一緒に『ボランタリー経済の誕生』という本をまとめ出版しました。その本のなかで「コミュニティ・ソリューション」という概念を世の中に初めて打ち出しました。さらに、それを深め、金子先生は『コミュニティ・ソリューション』という本の出版を企画されていました(99年5月に出版)。これを教育の現場に当てはめるとコミュニティ・スクールになりますね!といった感じのやりとりだったと思います。2000年には、金子先生と共著で『コミュニティ・スクール構想』という本を出版しました。
この本が、コミュニティ・スクール具体化の出発点とされています。
