昨年末以降、私が呼びかけ人・発起人の一人となるなどして設立に参与した三つの議連の概要をご報告致します。

まず最初にご紹介するのは、私がかねがね取り組んで参りました医療に関する議連で、「統合医療を実現する議員の会」、そして「がん治療の前進をめざす民主党議員懇談会」の二つの議連です。前者は、現在の医療制度が、昨今、患者からのニーズが高まっている東洋医学と西洋医学の統合化の流れに応えていないのではないかとの現状認識を踏まえ、「統合医療」の国民的理解と制度的環境整備を推進することを目的に本年五月に超党派で結成されたもので、衆参約八十名の議員が参加しています。

また後者は、自らもがん克服の経験をもたれる仙谷由人前政調会長を中心に、私も副会長を仰せつかり、専門医養成や情報開示の立ち遅れているがん医療に関し、全国どこでも質の高い治療を受けられる患者本位の治療体制・医療制度づくりを目的に同じく本年五月に結成されたもので、民主党有志議員約六十名が参加しています。

統合医療およびがん治療というテーマは医療の最前線に位置するものであり、先に医療改革について述べました通り、私自身、今後も積極的にその普及・改善に努めて参る所存です。

　三つ目の議連は「日本のうたとおはなしを甦らせ、親子の絆作りを進める議員連盟」で、「親子の絆作り」という観点から、世々代々歌い継がれてきた子守唄、唱歌、童謡、民話、神話などを通じて親子の絆を再確認し、子どもたちの情操の発達に寄与すべく諸施策の実現に貢献することを目的に超党派で設立されたもので、衆参約九十名の議員が参加しました。日本伝統の「うた」と「おはなし」に秘められた知恵を再評価し、親子や家庭という教育の根本を見つめ直す面白い試みであり、私もこの議連の事務局長として積極的にその普及と発展に努めたいと考えております。なお、各議連の役員は以下の通りです。

「統合医療を実現する議員の会」

会長　綿貫民輔議員

副会長　鳩山由紀夫議員　白浜一良議員

幹事長　長勢甚遠議員　　幹事　鈴木寛ほか

「がん治療の前進をめざす民主党議員懇談会」

会長　仙石由人議員

副会長　鈴木寛ほか

事務局長　古川元久議員

「日本のうたとおはなしを甦らせ、親子の絆作りを進める議員連盟」

会長　森喜朗議員

副会長　河村建夫議員、中野寛成議員ほか

事務局長　鈴木寛

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